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心臓血管外科のご案内 〔2F Bブロック〕

平均寿命の延長、食事の欧米化、生活習慣の変化と供に動脈硬化症に基づく心筋梗塞、下肢閉塞性動脈硬化症、動脈瘤などのいわゆる生活習慣病が増加してきました。我々の扱う病気はまさにこの生活習慣病であり、

 なぜ病気になるのか? 原因
 どうすれば病気になりにくいのか? 予防
 そして どのようにして治していくのか? 治療

を、わかりやすく納得いくまで説明、相談して“患者さまご本人・ご家族・医師・看護師”が一緒にチームを組んで病気と闘うことを基本的な方針としております。


特殊医療機器

超音波血流計、ペースメーカー、ステントグラフト

専門外来

静脈外来(月曜14時~)

 

■ 腹部大動脈瘤に対する血管内治療 ステントグラフト内挿術(=SG)

2018年、今年はちょうど戊辰戦争から150年。
幕末から明治時代にかけての主人公を探し求め、取り上げ、数多くの歴史小説「燃えよ剣」「峠」「竜馬が行く」「花神」などを書き残した国民的作家:司馬遼太郎は、1996年2月12日、菜の花の咲く頃に腹部大動脈瘤の十二指腸への穿破・破裂で、長時間にわたる緊急手術にもかかわらず死亡。
また日露戦争を題材とした「坂の上の雲」で大山巌元帥を演じた名脇役:米倉斉加年も数年前に腹部大動脈瘤破裂で死亡しております。

動脈瘤の主たる原因はズバリ動脈硬化症です。
動脈硬化症と言いますと代表的な病気は心筋梗塞、脳梗塞があげられますが、いずれも心臓、脳の細い動脈が狭くなったり、詰まる状態で狭窄、閉塞病変といえます。
形態的には真逆である拡大、拡張病変が動脈瘤です。動脈が狭くなることと、膨れることは形態的には全く逆なことですが、不思議なことに原因は同じ動脈硬化症です。
これらの病気は食生活の欧米化とともに日本では増加しており、福島県は心筋梗塞の死亡率が高くWorst5にランクされております。

従来、腹部大動脈瘤に対しては開腹手術で人工血管置換術を施行してきましたが、これは動脈の外から処置を加えますので“血管外手術”といえます。
これに対して、SG(ステントグラフト)は、両側大腿動脈からカテーテルを挿入して施行しますので“血管内手術”といえます。2008年からこれまでに101例のSGを施行してきましたが、1例のみ腸骨動脈が細くステントグラフトが挿入できず断念しましたが、残りはすべて成功しており従来の開腹術に比し、手術時間の短縮、出血量の減少、術後在院日数の短縮が得られ、術後7日で退院できた方もおられます。今後も腹部大動脈瘤に対してはSGを第一選択術式として施行していく方針です。

当科は2018年1月から新病院棟に医療機能を移転しましたが、これからも患者さまに優しい低侵襲手術を念頭に置き、質の高い医療を目指しながら、皆様の信頼を得られる診療・手術に取り組んでいきたいと考えております。

(2018.06)

外来診療予定表

受付時間
  • 月曜・火曜・木曜・金曜日午前中 (※ 大原綜合病院の午前受付時間に準じます)
    午後及び水曜日全日は手術・検査、予約診療等のため、
    一般診療は受け付けておりません。
  • 土曜日午前中 (※ 大原綜合病院の午前受付時間に準じます)
12月
午前 福島医大医師 萩原賢一 〔検査/手術〕 萩原賢一 萩原賢一 福島医大医師
午後 〔検査/手術〕
佐戸川弘之
 (福島医大)
静脈外来
 (14時~)
〔検査/手術〕 〔検査/手術〕 〔検査/手術〕 〔検査/手術〕

医師紹介

萩原 賢一(はぎわら けんいち)
[ 役職 ]
主任部長
[ 勤務形態 ]
常勤
[ 専門 ]
心臓血管外科
[ 博士号・認定医等 ]
・心臓血管外科専門医
・日本胸部外科学会 指導医
・日本外科学会 指導医
・日本循環器学会 専門医
・日本医師会認定 産業医
・福島県立医科大学 医学博士
・日本脈管学会認定 脈管専門医
・腹部大動脈瘤ステントグラフト指導医
・福島市介護認定審査会 委員
・福島県立医科大学医学部 客員講師

[ 所属学会 ]
・日本外科学会
・日本胸部外科学会
・日本心臓血管外科学会
・日本循環器学会
・日本血管外科学会
・日本脈管学会
・日本老年医学会 など

[ 経歴 ]
1979年4月 福島県立医科大学 第一外科
1983年6月~1985年12月
       research fellow Sinai Hospital of Detroit USA
1986年1月 福島県立医科大学 第一外科
1988年   福島県立医科大学 心臓血管外科
1994年1月 大原綜合病院附属 大原医療センター 心臓血管外科
2018年1月 大原記念財団 大原綜合病院 心臓血管外科

患者さまに優しい低侵襲手術を念頭に置き、 質の高い医療をめざしながら、皆様の信頼を得られる診療、手術に取り組んでいきたいと考えております。